つぶやかなければよかったのに日記12
 クボタ カナ

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2017-08-22 17:38:23

7月○日
暑い。夏だ。ふつかよいだ。人類は宇宙にも行けるし人工知能も生み出せるけど、ふつかよいはまだ治せない。復活後、遅めのお昼ごはんは、冷蔵庫にあったピーマン、たまねぎ、ソーセージと市販のトマトソースで作る、こじゃれナポリタン。激うま。ナポリタンにピーマンは欠かせない。夜、創元推理文庫の新刊チェック。ヘレン・マクロイ!ベイジル・ウィリング来た!8月末!やったー!しかし、復刊フェアのラインナップは私にはつらすぎる。買いたい本、一冊もない。毎回クロフツ…クロフツ…またクロフツ…もうブラウン神父の新版みたいに毎月の新刊に組み込んでほしい。もっといろんな作家を復刊してほしいなぁ。今年はSFのほうを買ってみようかな。ハインライン「宇宙の呼び声」やって。トップページにマイケル・ボンド氏の訃報をみつける。おお。パンプルムース氏とポムフリットよ、永遠なれ。

 

7月□日
ナガシ先でハインライン「異星の客」発見。旧カバー、かっこええ。新訳出てないみたいなので買う。帰りに新刊書店に寄る。深夜食堂の新刊出ていたので買う。ついでにずっと気になっていた「プリンセスメゾン」も全巻まとめ買いする。先月から続く本をがんがん買う流れ、止まらない。こわい。休前日の深夜、ポテトチップスぱりぱりしながら「プリンセスメゾン」読む。いまを生きている女たちの、家という視点からのぞく人生あれこれ。まずは自分ひとりの人生のめんどうをみること。沁みる。

 

7月△日
早起きしてラジオ聞きながらこまごましたこと片付ける休日。ものすごい湿気、お風呂にいるみたいやけど、風がしっかりあって洗濯ものがよく乾く。助かる。弁当の仕込み。パプリカのコンソメ茹で、煮玉子。鶏ももを塩胡椒したものにローズマリーを加えてオリーブオイルにつけて寝かせておく。晩ごはんの蛸と胡瓜の酢のものポリポリしながら、もう祇園祭だ、あっという間に宵山だ。とおもう。氏子ではないのでがんがん食べます、きうり。あーおいし。「きうり、食べはらへん」は、字面だけで京都っぽさ87%くらいだせるなぁ。今夜も「プリンセスメゾン」読む。買ってから何度も読んでいるのに、また3巻の終わりでじんわり涙ぐむ。ぬまちゃん…

 

7月☆日
ナガシの日。開店時間中、ずっと雨予報。お客さん来てくれはるやろか。お米だいすき弁当部おにぎり派でもこのじめじめではおにぎりの気分になれず、パン屋へ行く。チキンのサンドイッチ、ドライいちごとクリームチーズのベーグルを買う。お昼がたのしみすぎてそわそわ。ジャック・ヴァンス「スペース・オペラ」読了。そのまんま宇宙歌劇やんのかい!とつっこみつつも、ヨッ!待ってました!と言いたくなる、お約束の異世界珍道中もの表題作より、後半の中短篇4つがよかった。ちょうおもしろかった!とくに「海への贈り物」「エルンの海」、さいこうでした。ヴァンスの短篇、いいなぁ。このジャック・ヴァンス・トレジャリーとは別で出ている短篇集「奇跡なす者たち」も買ってしまいそうだ。

 

7月●日
生玉子入りふわふわ納豆、豆腐の味噌汁、白菜の漬物。大豆フルコース朝食。朝から夏らしい暑さ。朝吹真理子の「きことわ」読みたくなる感じの天気。暑くなったら読みたくなるあの小説、だいすきだ。夏休みに読む本。夏本番ということは、ピアノの発表会も近づいてきたということ。もりもり練習するも、なんか注意力散漫。的外れな練習になってしまってる気がする。変な力が入ってしまうのはなんでなんやろう。こういうときはさっさとレッスンしてもらうにかぎる。ひとりでうんうん唸っていてもこじらせるだけ。藤原編集室のツイートで「エラリー・クイーンの冒険」「新冒険」の新訳が出ると知り、心躍る。いや、ほんとうにこの新訳はうれしい。

 

7月■日
よそでみて気になっていた本、今井信吾「宿題の絵日記帳」がナガシ先に入荷してきた。すこし読んで、すぐに購入。すごくいい。はさみこみのリーフレットになってるエッセイを読んで、お客さんいるのに泣いてしまった。自分のこども時代のこと。こどもを育てるということ。いろいろ考える。私にはこどもがいないし関わるのが得意でもないけれど、近くにいるこどもたちのこと、そっと見守りたいなとおもったりはする。それにしても、私は日記文学というかそういう形式の読みものがすごいすきなんやなぁ。

 

7月▲日
いつものパン屋さんに新作が。照り焼きチキンとゆで玉子、サニーレタスのフォカッチャサンドイッチ。シンプルうまい。これ、もうすこし濃いめの味付けにして丼弁当にできひんかな、など考えながらむしゃむしゃ食べる。それにしてもどうにもこうにも読書スランプ。たのしみにしていたE・C・R・ロラック「殺しのディナーにご招待」、せっかく買ったのにぜんぜん読めていない。アーサー・ランサムのシリーズ、「六人の探偵たち」から先も、夏になったら読もうとたのしみにしてたのにぜんぜん手にとってない。読みたくないときは読まなくていいんやけど、コラム困るなぁなどとぼんやりしている。家の近所の本屋で雲田はるこ氏新刊「舟を編む」買う。小説も読んだけど、すでに手許になし。悩める西岡くんのところがいちばんすきなん。きゅうとなる。

 

7月★日
映画を観る。だいぶ早く着いたので、イノダコーヒに行く。アラビアの真珠、お砂糖、ミルク入り。いつものやつ。お昼食べそびれていたので、サンドイッチも注文。タマゴサンド、だいすき。「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」、おもしろかった。後半、うおおおおおって汗かきながら観てた。噂どおりの、胸熱。観終わったあと、ヨーグルト食べたくなる度★★★★★。

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クボタ カナ


英国のクラシック・ミステリをこよなく愛する、ナガシの書店員。

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