京都・河原町丸太町

誠光社

セイコウシャ

TEL075-708-8340 HPhttp://www.seikosha-books.com/ 最寄り駅京阪電鉄 「神宮丸太町」 、京都市バス 「河原町丸太町」
営業時間10:00~20:00 定休日無休(12/31〜1/3除く)

イベントお知らせ

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2017-06-18 いしいしんじ×藤井光×松本健二『物語ること』
翻訳家・藤井光さんと松本健二さんの朗読と、作家・いしいしんじさんのその場小説と、お三方のクロストークによる『物語ること』を、京都の誠光社で開催します。

藤井光さんが訳されたアンソニー・ドーア『すべての見えない光』(新潮社)と、松本健二さんが訳されたエドゥアルド・ハルフォン『ポーランドのボクサー』(白水社)が、第三回日本翻訳大賞を受賞されました。

アメリカ出身のドーアが、第二次世界大戦下のフランスを舞台にフランス人の少女とドイツ人の少年の二つの物語を並行して語った歴史小説『すべての見えない光』と、

ユダヤ系のグアテマラ出身のハルフォンが、少数派的状況を生きる自身のルーツを独特のオートフィクション的手法で探究した『ポーランドのボクサー』。

タイプの異なる両作品には、物語によって壁を乗り越えようとする共通のテーマがあるように思いました。

ラジオから聞こえる懐かしい声が心をつなぎ、ポーランドのボクサーによる言葉のスパーリングによって、アウシュビッツを生き延びる。

壁は人間の精神より大きくはなれない。空気からは可能性が流れ出す。

両作品を読んだ時、作家・いしいしんじさんが思い浮かびました。

いしいしんじさんが紡ぐ物語は、物理的時間や距離を軽々と超え、いしいさんがさまざまな「その場」で小説を書きながら読んでいく独自のパフォーマンス「その場小説」では、書くものと聴くものの垣根が溶けます。

今回のイベント『物語ること』では、まず、藤井光さんと松本健二さんに『すべての見えない光』と『ポーランドのボクサー』から朗読をして頂き、その響きが漂う中で、いしいしんじさんに「その場小説」を行って頂きます。どのような物語が紡がれるでしょうか。

その後、お三方によるクロストークと質疑応答を行います。

“優れた本は、文化や階級や人種、さらには時間の壁を超えていくことができます。優れた本は、僕たちをふわりと持ち上げ、自分という垣根を超えて、似たような人生を送る隣人であれ、地球の反対側で生きる人であれ、他者の人生に入り込ませてくれます。”
(アンソニー・ドーアの受賞メッセージより)

ぜひ、ご体験ください。

http://www.seikosha-books.com/event/2351