神戸・岡本

まめ書房

マメショボウ

TEL090-8209-3730 HPhttp://mameshobo.weebly.com 最寄り駅阪急「岡本」、JR「摂津本山」
営業時間11:00〜19:00 定休日水・木 曜日
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小説  虹の鳥


著 者:目取真俊
出版社:影書房

沖縄を舞台としたこの小説は、全編残酷な暴力に満ちています。
主人公の少年は不良グループに入り、そのボスに服従させられ逆らえないまま、他の弱者をとことん痛めつけます。
これでもか、これでもかと繰り返される、目を背けたくなるような陵辱行為。
そして彼ら全員が、怒りと苛立ちに包まれています。
*
なぜ作者はこんな物語を書いたのか。
書かずにおれなかったのか。
主人公の姿は、強者に服従し弱い立場の人々を痛めつける、今の日本の政治や世間のムードに重なって見えます。
*
「リゾートだ癒しだと、沖縄に勝手なイメージを抱きながら、米軍基地を押し付けて知らんふりをする事、それは暴力だ、この小説で描かれる暴力は、あなたが沖縄に振るっている暴力だ」
そんな作者の声が聞こるように思うのです。