社会 教養 実用 エンタメ 暮らし 内地の歩き方 23のオキテ
著 者:吉戸三貴
出版社:ボーダーインク
3月は卒業式のシーズン。
地元の学校を卒業後、就職や進学で他府県に行かれる方も多いでしょう。
そのように沖縄を出て県外(内地)で暮らす、若いうちなーんちゅ(沖縄人)へのアドバイスとして書かれたのがこちら。
「のんびりした時間感覚はトラブルのもと」
「内地では着るもので季節感を表現する」
「早口やハッキリした口調に悪気はない」など、
沖縄と内地での感覚のズレ・常識の違いから起こる戸惑いや困りごとへの対処法が満載。
「電車で寝込んだら隣の県まで行ってしまった、県境があるって恐ろしい!」などの失敗談や「沖縄出身だと言うと、三線が弾けると思われる」といったあるあるネタ、「内地は律し合う文化・沖縄は許し合う文化」などハッとさせられる指摘もあり。
内地の人間である店主が読んでもとても面白く、また自分の「常識」を振り返って勉強にもなる、有意義な一冊でした。