2017年8月5日(土)6日(日)に開催される、京都の夏の風物詩「西院フェス」をフリーペーパー「めぐれる」が京都のロックバンド「片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ」とタッグを組んでwebから応援します。【特設サイトはこちらから】
本日は片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティのボーカリストで西院在住の片山尚志さんからの、まるで西院フェスへのラブレターみたいな紹介文を掲載します。
<身を乗り出しているのが片山さんです。西院フェス2013年春日神社でのライブ写真>
僕の街には、ミュージックフェスがある。
自宅から、チャリンコで5分。歩いて10分の場所で開催されている「西院ミュージックフェス」今年の夏は「ザ・西院フェス2017」というタイトルだそうだが、今からとても楽しみにしている。
西院という街は、呑み屋が一点に集中している。河原町の様な栄え方ではないし、左京区みたいな独特の文化の香りはしないが、いい呑み屋がいくつもあり、遊び場としては最適な街だ。
片山ブレイカーズは結成間も無くから、西院のハナマウイというスタジオで練習を重ね、スタジオ終わりには近くの店に良く呑みに出た。「こうちゃん」という呑み屋に行く確率がなかなか高かった。週二回リハしてたので、中々の確率やで。
僕はこの街が大好きだ。この街には、思い出も、思い入れもあるし、未だによく西院で遊ぶ。「西院フェス」はそんな街に住む、若しくはお店を営む人達の手作りで作られてるミュージックフェスだ。まず、ここがサイコー。
彼らはイベンターでは無いので、大変失礼な言い方かもしれないが、イベント制作に関しては素人集団。ただ、街を知り尽くした人間ならではの発想力で、フェスを作り上げる。
西院にはライブハウスが少ない。「陰陽」「ウーララ」「ガタカ」とキャパの小さなライブハウスは3つあるが、規模を考えると、所謂サーキットフェスとしては圧倒的に数が足りない。でも、ここからが「西院フェス」のおもろいとこ。ライブハウスが無ければ工夫する。神社の能舞台がメインステージ、幼稚園でライブ、銭湯でライブ、お洒落なカフェでライブ、バーガー屋でライブ、電気屋でライブ、呑み屋から呑み屋をハシゴしてライブ、なんと路面電車の嵐電の車内でライブ…。無茶苦茶でサイコー。
弾き語りやバンドで西院フェスからオファーを貰う時は決まって「どっかおもろそうな場所でやりたい」とお願いをした。サーキットフェス、大型の夏フェス、地域密着型のフェス、全国の色んなフェスに出たが、立地の面白さとフェスを作っている西院フェススタッフのアイデアは群を抜いて素敵。サイコーだ。
そして、京都には沢山の素晴らしいミュージシャンが住んでる。彼らの多くは近年、西院に移り住んできてる。理由は不明。呑み屋多いからかな。そんな地元産の音楽が町中のお店で、ライブで、体感できる。それも全て投げ銭。笑うしかない。わはは。サイコーだ。
この街に、西院に、今も通う遊び場が沢山あって、大事な友達が沢山住んでいて、そして夏には「西院フェス」がある。僕はそれが単純に嬉しいし、糧でもあるし、誇りにも思ってる。
俺の住んでる街、サイコーやぞ。
西院フェスあるからな!
8月5日(土)16時 春日幼稚園にて片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
8月5日(土)20時 旭湯にて片山尚志ソロ
8月6日(日)13時40分 春日神社にて片山尚志ソロ
2000年、京都にて結成。
以後、今に至るまでツアーバンドを継続中。
07年「我楽ノススメ」でメジャーデビュー。言葉遊びを混じえたトリッキーな響きの言葉とグルーヴィーなリズムで独自性の高い楽曲を多数生み出し、RISING SUN ROCK FESTIVALやARABAKI ROCK FEST.といった大型フェスの出演やワンマンツアー、地元京都磔磔での七日間連続ライブ等、その活動の幅を拡げていくこととなる。
メンバーチェンジを経ても、まだ止まらないミュージックへの情熱でフロアを揺らし続ける過去最強の布陣。突き刺さるソウルとサウンド、躍動するダンスチューン。頭ふっとばす最新型のロックンロールは今後も日本中を旅する。