はじめまして。「おとなの絵本プロジェクト」という大人向けの絵本コミュニティを主宰しています、ドンハマ★です。
大人が、絵本の読み聞かせとともに、おいしい食事やお酒も一緒に楽しめるイベント『よみきかせナイト』を
3年ほど前から全国各地で開催しています。
『よみきかせナイト』ではないのですが、私ドンハマ★が、他のイベントやお店の読み聞かせ企画に参加するという
『出張ドンハマ★』という企画がありまして、夏休み期間中にいろんな場所でやってみました。
今回は、その中からママさん向けのランチ会での様子をご紹介します。
東京都江戸川区篠崎にあるオーガニックカフェ「Lamno」さんが会場です。
店内には、こだわりの手作りの発酵食品が、所狭しと並んでいます。
ドンハマ★が到着したときには、すでに6組ほどの親子連れがお出でになっていました。
このように小さいお子さん(乳幼児)向けに読み聞かせするのは、
ドンハマ★にとってはむしろ珍しいことですので、今回はいつもより緊張感があります。
まずは、カフェおすすめのオーガニックランチ。口すると「生きてる~」という実感を
自分の身体がビビットに受け止めているような気がします。
さてそのランチをおいしくいただき、身体もすっきり、すっかりデトックスな気持ちの中、
読み聞かせ会のスタートです。
まずは、子ども向けの時間。この日のために、赤ちゃん絵本、仕掛け絵本、参加型絵本など
子どもを意識した絵本をたくさん持ってきましたよ~。
「どうぶつサーカスはじまるよ」で、親子みんなで声を出してもらった後は、
「とりがいるよ」「まんまんぱっ」「くだものさん」「きょうのおやつは」「おおきなおおきなきいろいひまわり」
と怒濤のごとく続きます。
やはり、子どもたちの絵本への食いつきはハンパない。子どもはそもそも《(絵)本好きな生き物》なのだ。
あーだ、こーだと口も出せば、手も出すの大騒ぎ。絵本にのめり込めば、のめり込むほどエスカレート!
読み聞かせするこちらの立場に合わせるというようなことはもちろん一切なし。
予想されたこととは言え、これにはドンハマ★もタジタジとなっております(笑)
さて、子どもたちもそろそろ読み聞かせにお腹いっぱい、少し落ち着いたので、ここからはママ向けタイム。
なんせ《おとなの絵本プロジェクト》ですからね、本日のメインイベントの時間なのです。
ラインナップは、「あかちゃん社長がやってきた」「天女銭湯」「まないたにりょうりをあげないこと」
「おとんとおかん」の4冊。
子育てする親の気持ちに寄り添うような作品、何も考えずただ笑えるような作品、
親子、夫婦といった家族に思いを馳せるような作品たちです。
しかし、読み始めるや否や、絵本ゴコロが再燃した子どもは、話の途中に割って入ってくるし、
飽きちゃった子どもは、フラフラあっちに行ったり、こっちに行ったり。
その度ごとに、ママは子どもに気を向けるし、なだめに行くし、中には授乳を始めるママさんいたりして。
これではママさんたちもゆっくり絵本を聴くような感じにはなりません。
そして、ドンハマ★は内心思ったのです。
(だから、大人の読み聞かせに、子どもが入ると上手く行かないんだよ~。やっちまったぁ~)と。
さてさて、予定の4冊を読み終え、ドンハマ★の気分は、さながら《焼け野原》です。
子どもたちは楽しんでくれたみたいだから、まあ良かったことにしよ~うと自分に言い聞かせながら、
参加してくれたママさんたちに感想を訊いてみました。
【ママさんたちの感想】
・子ども(赤ちゃん)を社長だと思ったら、気持ちがすぅーっと楽になった
・思いっきり笑うことができて、すっきりした
・いつも読む立場だけど、今日は聴くことができて、いつも以上にほっこりできた
えー、ママさんたち、しっかり聴いてくれてはるやん!うれしいやん!
そうなのです。ママにとって、側に子どもがいて日常を過ごすのは当たり前のこと。
《子どもがザワザワ》状態をデフォルトにしているので、一見雑然とした状況でも
しっかり意識を読み聞かせの方にも向けていただいていたわけです。
こうして、ドンハマ★の気分は、《焼け野原》から《緑の大地》に生まれ変わったのでした!!
ということで、親子連ればかりのシチュエーションなら、大人(ママさん)向けの読み聞かせ会も
十分成立するなぁ~と実感できたのでした。
でも、一番の問題があるとすれば、《子どもザワザワ》状態でも、負けずに読み聞かせできるだけの
気力と体力を読み手であるドンハマ★が備えているかということですね。
ははははは(笑)
みんなが絵本で笑顔でハッピーになれるよう、大人向けの読み聞かせ、これからも続けて行きます。
おとなの絵本プロジェクトの応援、引き続きよろしくお願いします。
【今回読んだ作品】
※主に、親子・子ども向けとして
※主に、大人向けとして
(記:ドンハマ★)