トルコの闘犬カンガールドッグと全盛期のマイク・タイソン級のハードパンチャーが本気で闘ったらどっちが勝つのか。左腕を噛まれているうちに渾身のボディブロウ一閃でタイソンの勝ち、とどうしても思うがたぶん私は犬の噛む力をわかっていない。ゆうべ、京都の歓楽街を素足もろ出しサンダルで歩いていて木でできた靴底でそのもろの部分を踏まれてしまい、こんなに痛いのかとびっくりしたところだ。木でできたカチカチの靴底で顔を蹴られたらわりと死ぬと思い直しておいた。カンガールドッグのことを考えていたら土佐犬てあんな犬がなんかいそうはいそうやけど高知にいるのは不自然やないかと思い至り、調べてみたら江戸~明治期において地の犬に外国の犬をいくつか混ぜて作られた犬だった。そうかと思うがこういう時いつも不思議なのはそこでどうして技術的&心情的にアレでキープできているのかということだが便所のタンクの構造すら理解できない私にはわからない。ウィキペディアにはこうある。「2014年2月、北海道にて放し飼いかつ未登録、狂犬病予防未注射の土佐闘犬2匹が女性を水死させる事件が発生。」土佐犬が人を水死させるとはどういうことか、土佐犬2匹になると噛むだけではなくて協力して人を水死させることができるのだろうか。だとしたら1匹でも思いの外知恵が働くのに違いない。タイソン危しだ。でもすぐに別で調べてみたら、噛まれて失神した女性が水に落ちて溺死してしまったということだった。もっぱら噛むのだ。
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