まめ書房は、沖縄に関する本の専門店です。
と聞いても「それってつまり、どんな本?」と多くの方は疑問に思われるかもしれません。
「観光ガイド本くらいしか思いつかないけど?」
いえいえ!沖縄に関する本(沖縄本)には、まめ書房のような小さな店には収まりきらないほどの、幅広さと奥深さがあるのです。
例えば、まめ書房の本をジャンルごとに分けて見ると…
・沖縄についての百科事典
・名所旧跡の解説本
・古代文化や琉球王朝にまつわる伝記や歴史本
・沖縄への旅行記や紀行文
・民話や伝説の本
・祭りや墓・民間信仰・しきたりについての本
・沖縄戦に関するドキュメンタリー
・戦後史・政治・基地問題についてのノンフィクション
(えっ、長いですか? すみません、まだまだありますよ〜)
・海や森・動植物・気候に関する本や図鑑・歳時記
・沖縄料理のレシピや食材の本
・農業・漁業・畜産業など産業に関する本
・焼物・織物・民具など伝統工芸の本
・民謡やポップス・琉球舞踊など音楽と芸能の本
・沖縄を題材とする写真集・画集
・沖縄を舞台とする絵本・漫画
(はい、あともう少しです!)
・沖縄の空手・ボクシング・高校野球などのスポーツ本
・沖縄言葉「うちなーぐち」についての語学本
・沖縄が舞台の小説・詩歌・ジュヴナイル
・沖縄ローカルの暮らしや文化を取り上げたエッセイ
・沖縄の情報誌や観光ガイド
…ざっとこんな感じです。
しかも沖縄の出版社からは、あるいは東京の大手からも、毎月続々と新しい沖縄本が刊行されています。
また一方で、過去に出版されていた古書も、掘れば掘るほどユニークなものが見つかって止まるところを知りません。
横から見ると、多くの本の中から薄〜く一部だけを切り取ったかに見えた「沖縄本」という世界が、上から俯瞰すると広大なものだという事がおわかりいただけたでしょうか?
この広くて深い沖縄本の面白さを、多くの方に知ってもらいたい。
興味の赴くままにあれこれ読んで、奥へ奥へと分け入ってもらえたら…、
そして異なるジャンルの沖縄本の中から、ユニークな共通点や繋がりを見つけてもらえたら。
そんな思いで、店主は日々棚に本を並べています。