おひさしぶりのサムホエア、今回は奈良です。
kaoruは、この間、NYでの個展の制作をしたり、薬膳や漢方茶という和漢のハーブブレンドティーの勉強をしていました。
2020年の1月に奈良の漢方の先生のところへ勉強に行きました。
ならまちのゲストハウスへ泊まり、早朝春日大社の祈祷へ参加して、
午後からの漢方の講義までしばしの休憩をとらせてもらったのが奈良公園を北へ進んだ高畑町のカフェzuccuさんです。
実は広大な奈良公園から結構歩くのですが(バスもあります。土地勘のないわたしは歩いていけると思ってしまいました)、
着いたお店は古民家を改装した広い趣のあるフロアでした。
少し暗めの店内に、「ブックカフェ」とはうたっていませんが、まず目に入る大きなお手製の書棚。
左右のバランスを取るやじろべえのように渡してある棚板に、ビジュアル本などがぎっしりと飾ってあります。
壁に向かったカウンター席には文庫の列。
書棚や、店の奥に見える中庭(大きなバナナの木があります)や、灯りの入る少し広めのソファ席や、昼間でも薄暗い席や「好きな空間を選べる」ような店内がとっても魅力的でした。
初日はお昼、ランチではサンドイッチのプレートをいただきましたが、
ブルーチーズとセロリのサンドイッチは素晴らしい風味と食感でした!
サンドイッチは季節ごとにメニューが変わるそうです。
お酒も飲めるので(この空間は夜も味わい深いに違いないと思い!)
夜も行きたかったのですが、その日はむずかしく、
翌朝、早起きして早朝のならまちを散歩しがてら、モーニングへ行きました。
モーニングの卵サンドイッチはふわふわ厚焼きタイプでトーストされたパンと大きなカップのカフェラテも、
またとても美味しかったのでした。
そのレジカウンター前の目立つ書棚に置いてあったのが、お隣京都のホホホ座の『わたしがカフェを始めた日』
そういえば、じっくり読んだことなかった1冊でした。
京都のぎっしり詰まった密度も楽しいのですが、
「奈良らしい」とわたしは感じる、奈良公園を抜けた繁華街ではない住宅街にあるからこその
ちょっとゆとりのある、静かな空間。
朝に夕どきにふっとひとりの時間にひたれるような、すてきなzuccuさんでした。
(できれば季節ごとに全メニュー追っかけたいです!)