100000tアローントコの加地さんにお会いし、やろうとしているサイトことをお話してみました。細かいことは省きますが、「本屋さんの基本情報(住所、地図、写真ほか)を紹介するとともに、お店の人が適宜設定したテーマにそって本をセレクトし、それをセット売りする」という、だいたいの概要をお伝えする。
加地さん曰く、「僕はセレクトとか面倒くさいけど、やりたい書店員さんはおるんちゃう」「やるんやったら、知り合いの本屋さんは紹介するよ」とのこと。しかしながら、当時はこちらが細かいところをほとんど何も詰められてなかったということもあるけど、加地さんにはどんなことをしようとしているのかいまいち伝わっていないような感じで、実際に「ようわからんけど、なんかおもろそうやん」「やったらええやん。やるんやったら協力するでー」みたいな感じで笑顔を振りまいてくださったのでした。
加地さんを実際に知っている方だと想像はつくと思うのですが、そうでない方のために補足しておきますと、加地さんは非常に懐の深い、おおらかな人で、いい意味ですごく適当というか、細かいことにはこだわらずに何でも受け止めてくださるところがあります。実際にこの日もそんな感じで、具体的な問題点や改善点を指摘され、アドバイスをもらったとかは一切ありませんでしたが、二人でわーわー言うているうちに、なんとなく前向きに事を進めていこうかみたいな雰囲気にはなったのでした。
(また書く機会があると思いますが、加地さんにはその後もいろいろとお世話になることになります)
2016年3月末、久しぶりに訪問したら髪が伸びていた加地さん
もちろん、これでお店方面のことはOK、問題がクリアになりましたよ、なんてことを思ったわけではありませんでしたが、ひとまず次の段階というか、並行して技術的・費用的に、ほんとに思い描いているようなサイトをつくれるのかというハード面のことも考えないといけないと思いました。全体の構成やコンテンツの企画は当然ぼくが考えるとして、お店の紹介文や取材などもライターである自分ができる。デザインや撮影に関しては、この時点で言質をとったわけではなかったし、そんな簡単な話でもないけど、いちおう仕事仲間のデザイナー・カメラマンさんがいるので、なんとかはなりそう。というわけで、問題はプログラミングをどうするかということでした。
ポータルサイトの構築にはすごくお金がかかります。その時点で断念したわけですが、4月下旬のある日、飲みに行った帰り道に、ふと高校の同級生でWEBシステム開発の会社をやっている友だちのことを思い出しました。思い立ったらすぐに行動に移すタイプのぼくですが、時間は夜の11時半を大きく回っていました。思いやりの精神を持ち、常識人でもあるぼくは躊躇し、「また明日にでも」と一瞬思ったんですけど思ったのは一瞬で、そこは酔っ払っいの勢いの方が勝ってしまい、すぐさま電話。このときはつながらず、数十分後にメールで「電話くれた?」とあったのですが、さすがにそこは酔っ払っていただけにそれには気づかず、翌日あらためて電話で話をしました。まあ、このへんはどうでもいい話ですね。
ひとまず、「こんなサイトつくられへんかなあ」と概要を話し、つくってもらうに当たって友だち価格でなんとかならへん?と持ちかけたら、ええよ、と簡単に引き受けてくれ、後日一度会って話そうとなったのでした。
で、話し合いの結果何がわかったのかというと、普通にやるとどんだけ安く見積もっても150万円以上はかかるということでした。わー。