この小説は社会人を元気づける一冊です。
主人公の隆は社会にでて半年。
営業として毎日部長に怒鳴られながら
残業をする日々。
一週間の歌
月曜日の朝は、死にたくなる。
火曜日の朝は、何も考えたくない。
水曜日の朝は、一番しんどい。
木曜日の朝は、少し楽になる。
金曜日の朝は、少し嬉しい。
土曜日の朝は、一番幸せ。
日曜日の朝は、少し幸せ。
でも、明日を思うと一転、憂鬱。
以下、ループ
こんな歌を作ってしまうほど
病んでいる隆はある日無意識に
駅のホームから落ちそうになります。
そんなところを助けてくれたのが
正体不明で、でも小学生時代の
友人だと言う「ヤマモト」。
彼との出会いがキッカケで
隆は少しずつ変わっていきます。
正社員として働くことはそんなに大切なのか
辞めることはそんなに難しいことなのか
誰のために生きてるのか
誰のおかげでここまで生きてこれたのか…
この小説は多くの大切なことを教えてくれる、
共感できて泣けてスカッとできる一冊です。
今、私も社会人になって半年目。
隆ほどではないけれど
仕事が憂鬱だなーと思う日々です。
辞めたいと思ったことも
何回もあります。
でも簡単に転職先見つけられないし、
半年しか働いてないなんて
経歴としてどうなのかなど考えてしまいます。
でも大切なことはそんなことじゃないんだと
自分が好きだと思える仕事が
できるのが一番なんだと
この小説から学ばさせて頂きました。