連載「読読 よんどく?」ができるまで。第6回 イベントのアーカイブ化について考える。
【読読】 なかがわ

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2016-10-15 23:54:38

ホホホ座到着

雨の中バスに揺られ、無事にホホホ座に到着。店頭に立たれていたオーナーの山下さんに声をかけ、挨拶もそこそこに早速サイトのことをお話ししました。いきなり来て、唐突にサイトの話とかして、なんやねんこいつくらいのことは心のうちで思っておられたかもしれませんが、多少こちらのことを不審がりつつも、山下さんはいろいろと参考になるアドバイスをくださいました。

 

まず、セレクトしてセット売りすることについては、「小さな本屋さんは基本的に在庫を抱えない。特定の本を数冊仕入れるということはあるけど、基本的に1冊ずつなので、在庫の問題で難しい。その仕組みは、大手と組んだ方が可能性があると思う」まとめるとだいたいこんな感じのご意見をいただきました。

 

それと、現状のサイトでは実現できていませんが、当初はお店主催のイベントのアーカイブ化も考えていました。近年、本屋さんでのトークイベントやライブなど、さまざまなイベントが開催されており、お店の方がそれをビデオカメラで記録されているケースも少なくありません。一部の大手書店ではそのデータをYouTubuなどにアップされていますが、ほとんどは記録用として撮影されたままお蔵入りになっている感じです。それを当サイトのお店詳細ページにアップいただき、いつでも見られるようにするのは、ユーザーにとってもメリットのあることではないのかと考えておりました(マネタイズにつながっていくかもしれないし)。

 

「本屋さんセレクトのセット売り」に関しては諸々の条件的に難しそうというご意見の山下さんでしたが、このイベントのアーカイブ化に関しては、「セレクトとかよりも、そっちやった方がいいと思う」とけっこう乗り気な感じでした。ホホホ座でもよくイベントをやられていますが、「終了後、すごくいいイベントやったと感慨にふけるとともに、この感動を共有できるのがお店に来てくれた数十名の方とだけかと思うと、すごくもったいないと思うことがたまにあるんですよ」と山下さん。

 

そんな毎回のイベントがアーカイブ化され、誰でも簡単にアクセスできるようになれば、お店の方はもちろん、一般のユーザーの方にとってもメリットは大きいように思います。ただ、イベントの一回性というか、その日、その場所に行ったからこそ見られたという考えもあるので、一概に何でもかんでもというわけにはいかないかもですが、例えば大好きな作家のトークイベントがあってすごく行きたいけど、地方からそのためだけに足を運ぶのはコストが高すぎる、もしくは時間的に厳しい、といった理由で断念したというケースは少なからずあると思います。そういった方々にとってはうれしいサービスになるはずですし、ちょっと大げさな表現になりますが、文化的な意義といった視点からもイベントのアーカイブ化は価値があるのではないかと思ったりします。

 

まあ、実現するにはお店の方の協力はもちろん、こちらがもっと能動的に動かないと難しいと思いますが、もし条件的にそういったことが実現可能となるのであれば、おもしろいんじゃないかなと思います。

                                                                                                                                つづく

ホホホ座・店内 遠くに山下さん。

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