ついに因縁の「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を観た。ストーリーの動力となる奇抜な設定のことなどは本当にどうでもよく、ひたすら小松菜奈の可愛いさにシビれ、可愛さ余って涙ぐみさえする、そういう映画だった。京都ロケ率95パーセントなので背景の多くは目になじみがあり、そんな小松菜奈が私が毎日通る三条大橋の上でデートの待ち合わせとかしているのである。今後は私が橋の上で茫然と果てしのない様子でいても心配ご無用だ。ストーリーはどうでもよいのだと言ったが一つだけ、それは違うんじゃないのか、と夜も眠れない疑問が残った。男はどうやって、15歳の女に会いに行ったのか?とか、そういう小6レベルの秀才ふう疑問ではない。私はもはや43歳で、デヴィッド・ベッカムよりも年上なのだ。それは、初恋人同士の二十歳の若者たちの、初夜のシーン。男の部屋で映画を観終わってしみじみしていたらムードが高まって「やばい、抱きしめ、たいかも」と男。「抱きしめれば、いいんじゃない?」と女。二人は不器用に身を寄せ合い、キスをし、それから結ばれました、とばかりにシーンが飛んで二人は裸でベッドの上に横たわり事後のムードにあり、時刻は夜12時前、女はワケあって12時を絶対の門限としていて、ほどなく帰るのである。映画を観終わったのがこれ見よがしに9:45で事後のムードにあるのが12時前ということは、初夜の本編は1時間半くらいなのである。初々しい初恋人同士の初夜、男はかなりの奥手なようであるから、キスから本編開始までに最短で30分は要するはずだ。そこから、、初めてなんやったらそこから乳だけで1時間はかかるやろ!これである。