料理 暮らし エッセイ 帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。
著 者:高山なおみ
出版社:ロッキング・オン
高山さんの文章は、ほんの少し、自分が見ないようにしてきた心の奥の感情をちくり、と突き刺す。同時に、高山さん自身の見ないようにしてきたけど本当は気づいてること、隠したいようなこともさらけ出す。だから安心して自分もその感情に向き合えるんだと思う。そうして、すこしづつ心が軽くなる。
たくさんある高山さんの本の中でも、文章の美しさや世界観が飛び抜けて良い。エッセイと小説の間のような不思議な位置付けのこの本は、同著「記憶のスパイス」と並んで保存版の一冊です。
豆腐飯、簡単で美味しいから是非チャレンジしてね。