趣味 哲学 エッセイ ノンフィク 開口一番
著 者:開高健
出版社:新潮文庫
くだらない親父ギャグがハマる人がいる。それでいて全然イヤラしく無い...ことも無いかな、苦手な人は苦手かもネ。この人の随筆(エッセー)を読むと、スネたり憤ったりニヤけたり、本当に表情豊かで飽きがこない。NHKの特番で初めて声を聞いた時には思った以上に甲高い声でちょっと面食らったんですが、今思えばそれもしっくりくる。文章も表情豊かでよくこんな表現が出て来るモンダと驚かされる、そしてさらっと造語も入れて来るもんだからこんな言い回しがあるんだと思い込んでしまう。
そんな魅力の詰まった本。
ちなみに僕の好きな開高さんの造語は「黄顔の微少年」(こうがんのびしょうねん)。
開高サンは愛嬌の人だ。