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2019-04-09 『ヘルズ・エンジェルズ』
ハンター・S・トンプソンは、トム・ウルフとともにニュー・ジャーナリズムの旗手と呼ばれ、特に彼の取材対象に自らを放り込むスタイルはゴンゾー(GONZO)・ジャーナリズムと呼ばれました。『ヘルズ・エンジェルズ』はトンプソンのあまりにも有名なデビュー作です。

ヘルズ・エンジェルズは40年代末のカリフォルニアで誕生したバイカー・ギャング。その組織は世界の22カ国に300以上の支部を持つと言われています。トンプソンは65年から66年にかけての18ヶ月に渡り彼らの密着取材を行い、後に「GONZO」と呼ばれるスタイルを確立。そのとき彼はまだ29歳でした。

原作は66年にランダムハウスから出版されていますが、今回ご紹介するのはいわゆる「ブッククラブ・エディション」です。クラブによって活動内容は様々ですが、基本は「本好きが集まってひとつの本の感想を語り合う」というもの。ときにはこのように会員限定で本を再版することもあります。

ともあれ、バイクにまたがるにはちょうどいい季節になってきました。今回はもう1冊、バイカー・スタイルの参考に『My Freedamn 3』をご紹介します。定番の革ジャンからモーターサイクル・モチーフのTシャツなどこれからの季節にぜひ。 flying books



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